MUSIC

MUSIC ECHOED INSIDE OF A HIVE

タイヨンダイ・ブラクストン、ビデオインタビュー

Videography: Grace Villamil / Text: Periscope

3月21日、タイヨンダイ・ブラクストンが初めての大型マルチメディア・インスタレーションHIVEをグッゲンハイム美術館で発表する。普段めったに受けないビデオ・インタビューで、HIVEのアイディアがどうやって生まれたのかを語ってくれた。

日本語訳
HIVEは、これまでのソロの音楽活動、またBattlesやオーケストラを通じて蓄積してきたアイディアをさらに進化させるためにどうすればいいかを考 え始めたときに思いついた。そして電子機器同士、機材同士のコミュニケーション、またミュージシャン同士のコミュニケーションといった要素を進化させ、そ れを一番強化した形にするために。これまでループ・ペダルのような機材を使うことに慣れていて、クリエイティブな意味で、そこからかなりのことを得たし、 満足もしたけれど、あるテクノロジーを使ってやれることには限界がある。もうやり尽くした感があった。

もうひとつやりたかったのは、テク ノロジーを使うことには慣れたけれど、それをこれまでやったことのない方法で、バンドの設定でで きるかということをやってみたかった。Ableton Liveのようなプログラムが登場し、モジュラー・シンセシス文化の復興が起きて、初めて考えられるようになったような方法でやってみたかった。

デ ンマーク人の建築家で彫刻家あるウーファ・サーランド・バン・タムという、そのキャラクターもおもしろいアーティストがいるんだ けど、何年か前に、自分のソロ・プロジェクトのために、ポッドと呼ばれる足を組んで座る台座を作ってくれた。それをさらに進化させたくて、それでグループ を作るためにさらに4台作って、今回は計5台の設定にした。

HIVE(ハチの巣)の構造のなかにはハチのソーシャル・ネットワークがあって、彼らが自分たちの社会のなかで交流したり、それぞれの役割を果たしたりするわけだけれど、その概念を文字通りの解釈にならない程度に、取り込んだ。それに名前としてもクールだから。

自 分のことは「ナレティブ・ベース」の作曲家だと思っている。自分が興味があるのは、多様なアイディアの集合体を作ることだけでは なくて、アイディアをどこにおくかによってある方向性が生まれ、それが僕が作ろうとしている世界に音の鮮やかな色彩を与えてくれる、そういう世界を作ろう としているんだ。

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03.19.2013

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