
ART/CULTURE
あるシネマトグラファーの人生 村上涼
撮影監督(シネマトグラファー)という職業に就く人たちについて、私たちはどれだけのことを知っているだろう? 映画の完成度を左右する魔術師のような存在なのに、一般の観客がシネマトグラファーのクレジットに注目することはほとんどない。村上涼さんは、映像クリエーターたちが一緒に働きたがる「魔術師」のひとりだったという。長編映画「Out of My Hand」の撮影のために訪れていたリベリアでマラリアに感染し、今年6月29日にこの世を去ったという村上涼さん。PERISCOPE編集部は、亡くなってからはじめて、多くの人に愛され、その才能が惜しまれる村上さんのことを知った。今、村上さんの友人や家族たちが、彼の残した遺作を通じて、彼の人生を祝おうとしている。村上さんとリベリアで「Out of My Hand 」を撮影していた福永壮志さんの協力で、映画関係者が寄せてくれた追悼文をここに掲載したいと思う(PERISCOPE)。
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